『英国!ロンドンでナローボート暮らし〜夫と運河で新婚生活〜V o l . 1』

わたし達が実際に住んでいたナローボート

はじめに

ツインソウルを感じてイギリスへ
結婚してもシェアハウス?
ロンドンのシェアハウスが酷い!
ロンドンのシェアハウスが耐えられない!
夫からの提案『めいちゃん、ボートで暮らすのはどう?』
母の言葉を思い出した日
夫に今のシェアハウス生活の苦痛を伝えながら泣いた夜
結婚指輪をやめてイギリスでナローボートボートを買う?
月額20万円のロンドンの家賃

今月から夫とイギリスの運河でナローボート暮らし!
ナローボートとは
ナローボートの種類と特徴
ナローボートは借りられない⁉︎
ナローボートの価格
ナローボートは一括払い!
ナローボートは借りられない⁉︎
ナローボートは最終的に安上がり⁉︎
EU離脱でイギリスを出ていくことになる⁉︎

今日から細長いボートがお家‼︎
初体験!家が動く引っ越し‼︎
ナローボートの存在を知った日の話
2回目にナローボートを見た日の話

白鳥と過ごす朝の運河
ボートの揺れが気持ち良い安眠効果!
ゆら~ゆら~ゆら~は癒し効果?
ボートの揺れについて
乗り物酔いの症状が続く【下船病】という病気

テレビ番組の取材の話
日本のテレビ番組も興味を持つイギリスのボート暮らし
イギリス人でも興味を持つくらいボート暮らしは珍しい‼︎
80歳でナローボート暮らしの日本人はいない⁉︎
イギリス在住の高齢の日本人は、既に家を購入している!

ナローボートで実際に暮らしてみてわかったこと
ボート生活の水道代について
ウォータータンクが壊れていた!
この場合、クレームはできるのか?
ウォータータンクはオーダーメイドで一ヶ月待ち
春のロンドンのボートクルージングの魅力♪

夫と運河で新婚生活
ナローボート暮らしは楽しい?
ナローボート暮らしは健康的?
イギリスでは運河(カナル)沿いのランニングが大人気!
運河ランニングは、素人でも気軽にはじめやすい!

ナローボート暮らしの夫婦の休日
ナローボートは寒い?
新婚夫婦がイギリスの運河でどんな暮らしをしているのか?

ナローボートでDIYライフを味わう
DIYとは?
DIYはロンドンが発祥の地⁉︎
DIYは、ナローボート暮らしに必要な技術
ナローボート暮らしでDIYをやらない場合
ナローボートのDIY・メリットとデメリット
ナローボートのカーテンを探して
ナローボートはカーテンが大変⁉︎
ロンドンでカーテンの生地を探す
ナローボートのカーテンはなかなか手間の掛かる作業
ナローボートのカーテンの裁縫はわたしの仕事?
10枚のカーテンにはミシンが必要⁉︎
ナローボートのカーテン(DIY)
新発見! スコットランドで引き寄せた◯◯な方法
ナローボートのカーテンを探して
イギリス・ロンドンでのミシンレンタルや裁縫サービス
あ、裾上げテープを使う方法があった‼︎
イギリスの裾上げテープのクオリティー
ナローボートの窓の種類
ナローボート生活で1番難しいことは?
ナローボートに〝どこまでこだわるか〟

ナローボートでも洗濯はできる⁉︎
ナローボート生活とコインランドリー
スローライフを味わう
ナローボート暮らしで夢が広がる

カーテンができました!
水道と冷蔵庫、炊飯器、洗濯機がない生活
ナローボート生活の影響で、泳ぐことが日課に
冷蔵庫が冷蔵されていなくて1番困ったこと
バターを2日間で使い切る!
ウォータータンク、もうすぐ

新しい家族ができました!
ナローボートを動かせなくなった!
水上生活者にもオオバンは『幸せを呼ぶ黒い鳥』かも⁉︎
オオバンという水鳥と生活ができることは貴重な経験
フランス人の写真家がナローボートの水鳥の巣の撮影

おまけ収録
ツインソウルとは?世界を飛び回り過去世を自分で探っている話
過去世と前世の違いって?前世占いで前世を知るということ
アセンション~イギリスの運河という小さな宇宙で暮らしてみて。

あとがき

 

はじめに

ココナラ で発売中の『英国!ロンドンでナローボート暮らし〜夫と運河で新婚生活〜V o l . 1』をご購入頂き誠にありがとうございます 。

本書は、赤いバスと曇り空くらいの知識しかないアラサー女子が、突然忘れられない彼を追いかけてスーツケース1つでロンドンに向かうところからはじまります。

ロンドンに着いてから、ロンドンの物価の高さにびっくり仰天!

所持金10万円もあっという間に消えました!

特に一番驚いたことが、ロンドンの家賃の高さ!

そんなロンドンを何にも知らなかったわたしが、復縁、結婚を経て夫と2人でロンドンでの新婚生活に選んだ場所は、水の上!!
お家はなんとボート!!

後にこの暮らし方は、歴史のあるイギリスをたっぷり堪能できる貴重な経験だったと知ります。

イギリスには3500kmにも及ぶ内陸水路のネットワークがあると言われています。

今から約200年前、産業革命時に運搬手段として時代を支えた内陸水路である運河。

英国では紀元前55年に入植したローマ人が、教会建築用の石材を運搬するための運河をすでに建設していたそうです。

イギリス人でもよく知らない運河暮らしを実際に経験したわたしがお届けします!

本書は スピリチュアルサイト「TRINITY」で連載 していたイギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新生児の子育てPart.1(2017年2月16日掲載)からPart.16 ( 2017年6月17日掲載)までを再編集したものです 。
お楽しみ頂けると幸いです !

来月から夫とイギリスの運河でナローボート暮らし!

昨年(2017年)のクリスマスに夫がイギリスでナローボートを購入し、来月から運河でボート暮らしが始まります!

ツインソウルを感じてイギリスへ

わたしは2015年の11月末に日本を飛び出しました。
2013年にオーストラリアのワーキングホリデーで出会ったイタリア人の元カレと、復縁して結婚したいと思ったからです!
オーストラリアのワーキングホリデーから戻り、2014年から2年弱の間は日本に滞在していましたが違和感を感じていました。
直感で色々とわかってしまったのです。
このまま日本にいてもわたしは結婚できない(しない)し、運が開けないと察しました。
もし、人生の転機というものがあるのならば、このタイミングで彼のいるロンドンへ向かい、一刻も早く【自分の人生の扉を押し進んでいくべき】だと。
イタリア人の彼とはツインソウルを感じていて、何か運命的なものを感じていました。
この日本〜イギリス行きのフライトで結婚する! そのような〝野望を抱いているわたし〟と、〝その夢が未来で実現することが俯瞰して視えているわたし〟の2人の自分を連れてロンドン・ヒースロー空港に着陸しました。

結婚してもシェアハウス?

2016年のハロウィンの日にロンドンで彼と結婚しました。
有言実行だと周りの人に驚かれました!
元カレとの復縁や幸せな結婚を実現するには引き寄せの法則〜プリンセスマインドが効果的なので、また改めて記事でご紹介しますね。
結婚する前からシェアハウス(英国ではフラットシェア)で、彼と2人で1つの部屋を借り、キッチンやトイレはシェアメイトと共同で暮らしていました。
シェアハウスの方がわかりやすいので、この記事ではシェアハウスという言葉を使っていますが、イギリスではフラット‐シェア【flat share】という言い方をよくします。
フラット【flat】とは、主に英国における集合住宅で、同一階の数室を一家族が占めるようにしたものを意味します。
つまり、そのような住宅を何人かでシェアしているのでフラットシェア【flat share】と呼んでいます。

ロンドンのシェアハウスが酷い!

わたしは、彼に再会したくて彼がたまたまイギリスにいたのでロンドンへ行きました。
イギリスには赤いバスが走っていて、曇りの日が多い!というくらいの知識しかないまま、スーツケースに荷物を詰めて飛び立ったのです。
そんな状態でも、元カレと復縁して結婚してこれ以上ない幸せを手に入れたはずですが、現実はそんなに甘くなかったです。
彼とは仲良く過ごしていましたが、住居環境に問題がありました。
シェアメイト(フラットメイト)がどんな人なのかは、住んでみないとわからないことが多いです。
イギリス人は友人同士で暮らしていたり、顔見知りの知り合いから家を借りていたりするケースも多いです。
また、エージェント(家を仲介してくれる業者)の良し悪しもあります。
初めて住んだシェアハウスはシェアメイトも部屋も良かったのですが、エージェントに問題があり引っ越すことになりました。
新しいシェアハウスは、シェアメイトに問題があり、最初の頃はここに半年も暮らさないといけないのか……と思うと憂鬱でした。
日本の賃貸マンションは、借りている人も対等でサービスが良いイメージがありました。
日本ではあまりストレスは感じなかったのですが、イギリスでは部屋を貸す人に比べて、部屋を借りている人の立場が弱いです。
【イギリスで家を買うお金もなくて、借りている身なのだから我慢しなさい‼︎】と言われているような気がして、その言葉がいつも頭の中を回っていました。
契約書も、半年契約で部屋を借りた場合、明日にも部屋を出て行きたかったら出て行くことは可能です。
しかし、あなたが滞在しなくても契約してしまった時点で半年分の家賃は支払わないといけません。
(これがわたしのシェアハウスの契約書の内容ですが、契約書はそれぞれ違うので、どのような契約内容かは人によっても違います)

ロンドンのシェアハウスが耐えられない!

6人でユニットバスをシェアしているので、トイレに行きたくても誰かがシャワーを浴びていたらトイレに行けません。
備品のクオリティーは低く、電球が爆発して壊れました。
もちろん、エージェントは直してくれません。
Wi-Fiも使えない日が多く、エージェントはWi-Fiは直せないとのことでした。
また、シェアメイトが神経質な人でキッチンの火を使うスイッチを押した瞬間に換気扇とキッチンのドアを開けて欲しいと言われました。
1秒でも遅いとすごく怒られたことがあり、シェアハウスで料理をすることを減らしました。
シェアメイトに会いたくないので、ラーメンやうどん、卵焼きなど調理時間が短くて良いものにしています。
他のシェアメイトで、1日中叫んでいる女性もいます。
彼女は一応自分の使ったお皿の洗い物はするのですが、食べかすが残ったままで水切りかごに戻してくる日も多々あります。
最近では、うどんを食べていたら食器が下水道臭くて息を止めて食事をした日があります。
何があったのかキッチンに行ったら、お皿を洗ったスポンジでシンクや床(もしかしたら、トイレも⁉︎)も洗っているような状態でした。

夫からの提案『めいちゃん、ボートで暮らすのはどう?』

結婚してから夫と2人だけで暮らすことも考えるようになりました。
ある日のこと。
『めいちゃん、ナローボートで暮らすのはどう?』

夫のこの一言で、わたしたちのライフスタイルが大きく変わっていきました。

母の言葉を思い出した日

すごく不思議ですが、母が過去に経験したことが今の自分とシンクロしています。
当時の母と同じ年齢になった今、同じ悩みをわたしも抱えていました。
わたしが小さい頃、アパートの下の階の人が 『子どもの走り回る音がうるさい』とよく母に怒鳴り込みに来ていたそうです。
わたしはまだ幼稚園に行く前で小さくて、妹がまだ生まれていない時なので一緒に走り回る姉妹もいませんでした。
同じマンションに元気な男の子達も住んでいたそうで、その騒音を下の階の人は勘違いしているのではないか? と母はストレスを感じていたそうです。
わたしはロンドンに来てから、そんな母の話をふと思い出しました。
ただ、わたしの住居の悩みは苦手な人が上の階や下の階ではく、共同生活です!

夫に今のシェアハウス生活の苦痛を伝えながら泣いた夜

最近はもうこのシェアハウスにも慣れたので、あまり何も思わないのですがこのシェアハウスに引っ越してきたばかりの時は泣いた日もありました。
シェアメイトは外人なので、醤油の匂いが臭いみたいでキッチンで醤油を使った料理をしていたらすごく嫌がられました。
シェアメイトの感情には波があり、キッチンで出会うと感情的に1時間くらい説教されたこともありました。
もともと前のシェアハウスもシェアメイトも好きで、引っ越すことに悪い予感がしていたので占い師さんに相談したくらいでした。

当時は夫が仕事から帰ってきたら、いつも今のシェアハウスが嫌だと夫に伝えていました。
『やっぱり引っ越さない方が良かった! もうこんなシェアハウスに住みたくない! このシェアハウスの契約が切れるまで日本に帰る!』と結婚する一週間前にも言っていました。
夫に申し訳ないとは思ったのですが、結婚する前はイギリスで働くことができるビザもなく、シェアハウスにいる時間が長かったので余計にストレスでした。

結婚指輪をやめてイギリスでナローボートボートを買う?

わたしはイタリア人の彼とロンドンで国際結婚をしました。
イギリスの結婚式は日本のように入籍したい日を自分達で自由に決められません。
予約の空いている日をいくつか教えてくれて、その中から日を決めます。
予約がいっぱいだとレジスターオフィスで言われたので、しばらく先になると思っていたら『今月末には結婚できますよ!』と言われて、突然結婚することになりました。
『飛行機に乗るときに免税店で結婚指輪を見てみる? 空港で結婚指輪は売っているかな?』と結婚指輪のこともよくわからず、呑気なことを夫に聞いていた記憶があります。
結局、結婚式(入籍式)はお互いの両親も参加できず、結婚指輪も間に合わない状態でした。
その為、一般的に必要な結婚にかかる出費はありませんでした。
でも、結婚指輪くらいは記念に買いたいことを夫に話していたところでした。
『ナローボートで暮らすのはどう?』
という夫の提案に
『結婚指輪をやめてナローボートボートを買う?』
とわたしは答えました。

月額20万円のロンドンの家賃

わたしたちはシェアハウスでなく、2人暮らしも考えていました。
ロンドンは世界で2番目に家賃が高いと言われていて、2人だけで住むのならば月額1500ポンド(2017年2月のレートで約20万円)くらいが必要です。
今はEU離脱問題もありポンドが安いですが、2015年11月末にわたしがイギリスに来た時は1ポンドが200円近い金額でした。
つまり、その頃ならば1ヶ月の家賃が1500ポンドならば日本円で30万円になります。
わたしも夫も、スーツケース1つでイギリスに来たので荷物も多くありません。
自分たちだけで使えるトイレとシャワー、寝る場所があれば十分です。
子どももまだいないですし、わたしがイギリスで働くことができるビザを取得したら、ロンドンで英語環境の職場で仕事をしたいと思っていました。
そうなると仕事で家にいない日も多くなるので、月20万円も家賃を支払うことに抵抗がありました。
賃貸なので毎月20万円支払っても何も残りません。
イギリスは家賃が高いですが、一般的に(仕事にもよりますが)給料は日本と同じくらいの金額です。
給料のほとんどが家賃で消えてしまうので、郊外へ引っ越す人達もいます。
ロンドンはお金のある人しか暮らせない場所です。
わたしと夫もロンドン郊外に住むことも考えたのですが、郊外に住むとロンドンよりも仕事の数が減ってしまいます。
毎月20万円の家賃を支払うのならば、手元に残る船を購入して暮らそう! と夫婦で意見が一致しました。

今月から夫とイギリスの運河でナローボート暮らし!

新婚生活の新居は運河でボート暮らしになりました!

昨年のクリスマスに夫がイギリスでナローボートを購入し、今月(2017年3月)から運河でボート暮らしが始まります!

ナローボートとは

ここで少し、ナローボートについて説明していきます。
Wikipediaには、ナロウ・ボート(narrowboat)と書いてあるのですが、わたしはナローボートで統一して書いています。
ナローボートとは、英国の運河で貨物輸送を行うため、18世紀から20世紀初頭に作られた荷役船です。
今では、この伝統的ボートを基本としながら、住居・余暇用という現代の目的にあわせて現代の材料を用いて設計したナローボートをイギリスの運河で見ることができます。
ナローボートという名前ですが、【narrow】とは狭いという意味です。
幅が狭いボートだからナローボートと呼ぶのかな? と思ったりもしたのですが、狭い運河で貨物輸送を行うためのボートという意味かもしれませんね。
ナローボートの特徴は幅が狭いというところがポイントです。
ナローボート暮らしに欠かせない閘門(水門)

ナローボートで暮らすには水門を自分達で開けたり閉めたりする必要があります。
そして、この水門(閘門)と橋(橋梁※1)の最小幅が7フィート(2.1メートル)※2の運河で貨物輸送を行う為、ナローボートは狭いボート(狭い船)です。
※1 橋梁(きょうりょう)
橋梁は橋と同じ意味ですが、鉄道橋の場合、とくに高架橋や架道橋(道路を跨ぐ鉄道橋)、跨線線路橋(鉄道を跨ぐ鉄道橋)以外のものを指すことがあります。
※2 フィート
1フィート=0.3048メートル、つまり「30.48cm」
7フィートということは、213.36 cm(2. 1336メートル)
閘門という漢字を皆さん読めますか?
閘門で【こうもん】と読むそうです。
水門の中でも細かく言えばナローボート生活で使っている門は閘門という種類だそうです。
ちなみに英語では、水門も閘門も英語ではロック(Lock)と書いてありました。
水門と閘門についてよくわからなかったので調べてみましたが、専門的な内容でした。

参考文献:http://www.geocities.jp/fukadasoft/renga/explain.html

水門と呼んでも間違いはないですが、更に詳しい呼び方をするならば閘門だそうです。

ナローボートの種類と特徴

実際に購入にあたって、いくつか販売されているボートを夫と見にいきました。

もちろん、どのナローボートも幅が狭いです。
ちなみに、販売されているボートの中にはナローボートではない船もありました。

そのボートは、ナローボートと違い幅が広く天井も高かったので空間に余裕がありました。
ナローボートも普通に暮らす〝お家感覚〟を味わえますが、やはり幅が狭いので全体が【細長い】です。

先ほどもお話しましたが、ナローボートで最も重要な点は幅です。
7フィート以下でないと、英国の狭い運河を航行できません。
古いものはぎりぎりの幅のものがあり、地盤沈下の為に本来より狭くなった閘門を通過する際に難渋することもあります。
現代のナローボートはほとんど6フィート10インチであり、英国運河網のどこでも楽に航行できるようになっています。

引用、参考文献:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ナロウボート

 

ナローボートは借りられない

ナローボートはイギリスで家を購入するよりも格安ですが、それでもわたしたち夫婦にとって慎重になる大きな買い物です。
本当にボートで住めるのだろうか?
その生活に馴染めるのだろうか?
トイレは?
シャワーは?
Wi-Fiは使えるのか?
様々な疑問もありました。
すぐに決めて購入するのではなく、まずナローボートを一度借りて体験してみたい! と思いました。
それから今後のことを考えることができればベストだと思いました。
しかし、実際にはそれは難しいことでした!

ナローボートの価格

 

ナローボートとは、英国の運河で貨物輸送を行うため、18世紀から20世紀初頭に作られた荷役船です。
今では、この伝統的ボートを基本としながら、住居・余暇用という現代の目的にあわせて現代の材料を用いて設計したナローボートをイギリスの運河で見ることができます。

気になるナローボートの価格ですが、今のレート※1(2017年3月)で説明すると、ナローボートの価格は400万くらいから一千万円以上するボートまで様々です。
(※1今はEU離脱の影響でポンドがかなり安くなっています)

安ければ300万円代でも購入できますが、これは中古品です。
また、エンジンやウォータータンクなど様々な部分を自分たちで手を加えないといけない状態のボートならばもっと安く購入できると思います。
もし、新品のナローボートを購入したいのならば、800万円くらいは考えておいた方が妥当かと思います。

 

ナローボートは一括払い!

中古のナローボートだったのですが、一括払いが購入の条件でした。
わたしはつい最近までイギリスでは働くことができないビザだったので、貯金どころではありませんでした。
わたしがそんな状態だったので、ナローボートは夫に全額を出してもらいました。

夫はシェフで将来いつか自分のお店を持つか、家族ができた時に家を買う為にとコツコツと貯金していたそうです。
そのお金を全額使って、ナローボートを一括で購入してくれました。

最初は、夫の貯金を集めても足りないのではないか? と話していたのでイギリスの銀行にお金を借りる、またはわたしの親にお金を少し借りるかなども考えました。
大きな買い物でとてもドキドキしました。

 

ナローボートは借りられない

ナローボートをすぐに購入するのではなく、まずナローボートを一度借りて体験してみたい! と思いました。
しかし、実際にはそれは難しいことでした!

夫の職場の同僚で、ナローボートを賃貸で借りて暮らした経験のある女性がいました。
その女性曰く、たまたま友人がナローボートを持っていたから借りることができたが基本的にはそのような例は少ないそうです。

つまり、イギリスの運河でナローボート暮らしをしている人々は基本的にボートを購入して暮らしているのです。

 

ナローボートは最終的に安上がり

ロンドンは世界で2番目に家賃が高いと言われています。
2人だけで賃貸で住むのならば水道光熱費なども入れて月額1500ポンド(2017年3月のレートで約20万円)くらいが必要です。

月20万円の家賃を1年間(12ヶ月)支払うと240万円が必要です。
2年間で480万円になります。
400万円くらいのナローボートであれば、2年住めば元は取れる計算になります。

 

EU離脱でイギリスを出ていくことになる

わたしとしてはこんな時期にボートを購入して良いのだろうか? という迷いもありました。
夫はイタリア人なので、EU離脱でイギリスを出ていかないといけない可能性が高いからです。

夫曰く、いくら離脱と言ってもさすがに、既にイギリスに住んでいる外国人に『明日、荷物をまとめて出ていけ!』とは言わないだろうということでした。
2年くらいは猶予があるはず! ということでした。
(EU離脱の件に関しては、今月3月末に詳細が決まるみたいです)

ちなみに、離脱が決まったら〝イギリスで購入したナローボートで移動して違う国でボート暮らし〟は実質的にできないそうです。

今日から細長いボートがお家‼︎(2017.03.28)

ナローボートも普通に暮らす〝お家感覚〟を味わえますが、やはり幅が狭いので全体が【細長い】です。

 

この原稿を書いている今日はナローボートに引っ越してちょうど7日目です。
一週間前、細長いボートがわたしとイタリア人の夫、新婚夫婦の新居となりました。

なんと!
生まれて初めてペンキ塗りも経験し、本当に様々な準備をしてきました。
ナローボートを購入した最初の状態から、夫婦で話し合って少しずつ変えていきました。
準備段階の間は、シェアハウスで暮らしボートに通いながら少しずつ直していきました。

 

初体験! 家が動く引っ越し

運河の上ならばどこでも移動できるナローボート。
そんなボートの引越しは一際変わったものでした。
シェアハウスを動かすことはできませんが、ボートは引越しに一番便利な場所まで動かすことができます。
幸いにもシェアハウスは運河の近くだったので、ポカポカの天気の良い日に徒歩で運びながら夫と引越しをしました。
まだ子どもの頃に憧れた〝どこでもドア〟には出会えていないけれど、新しい家が『近くまで来たよ〜』と迎えに来る世界が実在するのだな、と面白い感覚でした。

 

ナローボートの存在を知った日の話

 

2016年、真夏のロンドン。
緑の木々が太陽の光を浴びて、爽やかで気持ちの良い午後。
わたしが初めてナローボートを見た日は、まさかその半年後にはボートを購入しているとは想像もできませんでした。
ロンドンのヴィクトリア・パークへ夫(この時はまだ結婚前)とお出かけした時でした。
『へぇ〜。ボートで暮らすことができるのだね。面白いね〜』
と彼に話した記憶があります。
夫はその時から、とても興味深く水門を開ける作業やボートを眺めていました。

2回目にナローボートを見た日の話

友人のブラジル人夫婦とダブルデートしたカムデン・タウンが、2回目にナローボートを見た日でした。
カムデン・タウン(Camden Town)は、ロンドン中心部カムデン・ロンドン特別区にある地区です。
「カムデン・ロック・マーケット」が有名ですが、Wikipediaによると、この「ロック」とは、リージェンツ運河の水位を調節する閘門(水門)のことだそうです。

カムデン・タウンはなんといってもパンクロックの街として有名なので、そのロックかと思いました。
カムデン・タウンはロック好きも若者も多くの人々が集まる場所で、ナローボートは観光名所の1つかの様に多くの人々がナローボートに注目し、水門を開ける姿を興味深く眺めています。
わたしは、その時に
『水門を開けている場面をこの前、ヴィクトリア・パークで見たな〜』
くらいに思っていました。

まさか、その時は自分も近い将来、カムデン・タウンで多くの人に注目されながらナローボートに乗る側になり水門を開けているとは思ってもいませんでした。

そう思うと人生は不思議です。

次回は、ボート暮らしが実際に始まってどうなのか?ボートの揺れやボートでの寝心地、ボート生活でなる可能性のある病気についてです。

白鳥と過ごす朝の運河

朝、パッと窓を見ると白鳥や水鳥達を眺めることができます。

ご近所さんが白鳥と水鳥になりました。

前のシェアメイトはよく叫んでいましたか、水鳥は優雅です。

歌っているのでしょうか?
時々、水鳥の大きな声を聞きますが叫んでいるような感じでもないです。
水鳥の声は気にならないです。
むしろ、運河で水鳥と暮らしている実感が湧いて新鮮です。

水鳥同士でお話しているのかなぁと想像しています。

 

ボートの揺れが気持ち良い安眠効果!

ボートの揺れが気持ちよくて快眠です!
わたしは、今年になってから寝付けなくて困っていました。
カモミールティーとオーガニックの眠りを誘うタブレットを飲んでいたくらいでした。
そんなわたしがボート生活に切り替えてから、前よりもぐっすりと眠れるようになりました。
最近は、タブレットを飲まずに、すぐに寝付けています。
揺かごの赤ちゃんになった様な気持ちです。

 

ゆら~ゆら~ゆら~は癒し効果?

運河の上に住んでいるので、ボートは水の中に一部入っています。
つまり陸ではなく
ゆら~ゆら~ゆら~
としています。
揺れるといっても地震のような不快な揺れではありません。

地震は、揺ら揺らというより
ゴゴゴゴゴー!
というような記憶があります。

ボートの揺れは、お母さんのお腹の中の赤ちゃん気分です。

お母さんの羊水の中に包まれているような優しい場所です。

風が強いとボートも揺れますが、あまり気にならないです。

 

ボートの揺れについて

 

『ボートって揺れるの⁉︎』

とたまに聞かれますが、今回が揺れに関しては初めての経験ではありません。

わたしの実家は、震災後に次は地震に耐えられるようにと耐震用の造りにしていました。

耐震用の家は、小さな地震でも大きくしなります。

ボートと同じくらいのレベルで実家も揺れていた記憶があります。

なので、まあボートは揺れるけれど、日本の家も揺れていたので、今更話題にすることでもないなぁという感覚です。

 

乗り物酔いの症状が続く【下船病】という病気

ボートで暮らすことを友人に話したら、下船病という病気を教えてくれました。
気をつけてね~! と言われたのですが、一体どんな病気なのか調べてみました。

車や船などの乗り物に長時間乗っていると、酔って気持ち悪くなってしまうことがあります。
乗り物酔いは、不規則な揺れに三半規管が対応できなくなることが原因ですが、乗り物から降りてしばらく時間が経てば、落ち着きます。

しかし、この乗り物酔いの状態が何年も続く病気があるそうです。
船を降りてから9年間、船酔いが治まらないイギリス人が、ロンドンの病院でデバルクマン症候群に間違いないと診断されたそうです。

船を下りても乗り物酔いの症状が続く疾患があるのですね。

テレビ番組の取材の話

 

先月(2017年3月)、イギリス生活で初めてテレビ局さんとやりとりしました。

日本のテレビ番組も興味を持つイギリスのボート暮らし

某テレビ局さんの制作チームさんとやりとりです。
『本日、仲谷さんのような方がイギリスにいらっしゃるということを制作チームのメンバーに発表いたしました。
私はとてもおもしろそうだと思ったのですが、上司からは若すぎるという判断でした。
当番組では高年齢の方を優先的に放送しているため、仲谷さんの場合若すぎたようです。
イギリスでナローボート暮らしをしている80歳くらいの日本人を知りませんか?』

ということでした。

そんな人、おりまへんわ。笑

と思わずメールにツッコミを入れてしまいました。

 

イギリス人でも興味を持つくらいボート暮らしは珍しい

わたしと夫はナローボートで生活をしていますが、イギリス人でも珍しがるくらい特殊な暮らし方です。

わたし達がナローボートで運河を移動する時に、水門の開け閉めをしている姿はイギリス人も好奇心の目で見ています。

イギリス人はナローボートの存在は知っています。

しかし、ナローボートで暮らしの詳細は知らない人が多いので、水門の開け閉めなども興味の対象になっています。

『ナローボートで暮らしているの⁉︎ ナイス!
僕は旅行でいつかナローボートをチャーターしたいよ』

など、ナローボートで暮らしているという一言でイギリス人にも珍しがられます。
また、そこからナローボート暮らしについて会話が広がり様々な情報や質問が飛び交います。

それくらい、ナローボート暮らしはイギリス人の中でも不思議で謎のベールに包まれた暮らし方なのです。

 

80歳でナローボート暮らしの日本人はいない

ここで少しテレビ番組の話に戻ります。

イギリスでナローボート暮らしをしている80歳の日本人はいないと思いますが、自分なりにテレビ番組にご協力できたらという思いで調査してみました。

夫の職場の同僚のイギリス人の男性にも聞きましたが、イギリス人ならば老後の楽しみとして80歳でも運河でボート暮らしもあり得るかもしれないということでした。

また、日本人で探すのは不可能に近い! と言っていました。

 

イギリス在住の高齢の日本人は、既に家を購入している!

聞き込み調査の次は、ではイギリスにいる日本人の高齢者はどこで暮らしているのか? です。
結論から言うとイギリス在住の高齢の日本人は、既に家を購入していると思います。
この10年でイギリス・ロンドンの家賃、家の購入価格は高騰しました。
それまでにイギリスで暮らしていたのならば、イギリスで家を購入している日本人が多いです。
元々はロンドンの駐在員さんで、仕事を辞めてからもイギリスに残りイギリスで家を買った人の話などは聞きます。
わざわざ80代の日本人が、イギリスの運河でボート暮らしは考えないと思います。
(旅行で数日間ボートをチャーターして暮らすのならばあり得ますが……)

ということで、やはり80代の日本人がイギリスでボート暮らし方をするとは思えないです。
でも、もしも80歳でボート暮らしをしている日本人がイギリスにいたら個人的にもお会いしたいです。

ナローボートで実際に暮らしてみてわかったこと

 

先月(2017年3月)、ナローボートに引越しをしました。
ナローボートで実際に暮らしてみてわかったことはたくさんあります。
ボートのことは引越し前から夫にどのような生活になるのかを聞いていましたが、実際に暮らすとわかることもたくさんありました。

 

ボート生活の水道代について

運河の水は綺麗ではないので、飲み水として使用しません。
また、シャワーとしても使わないです。
ナローボートで生活をしている人は、運河沿いにある水の供給できる場所を利用してボートのタンクに水を入れています。

では、水道代はどうしているのか? と言うと水道代という名目ではお金を払っていません。
ボートを購入した時に、ボートのライセンス費用を支払っています。
そのライセンスの費用の中に水道代も含まれています。

その為、運河でボートのウォータータンクに水を足すことが許されています。

 

ウォータータンクが壊れていた!

ナローボート生活で一番困ったことは【水】です。

なんと‼︎

ナローボートを購入してから、ボートの水を貯めるタンクが使えないことがわかりました。
これは本当に大変です!
もし壊れていなければ、普通にお湯も使えるのでシャワーを浴びることもできるそうです。

実はまだウォータータンクは直っていません。
その為、今はジムでシャワーを浴びる生活をしています。

中古のナローボートを購入したのですが、その時にはボートに故障している箇所はないと言われていました。

しかし!
蓋を開けてみたらびっくりですよ!

ウォータータンクが壊れていたのです。
水を自由に使うことができない経験は、水の大切さを改めて感じる貴重な時間でした。

 

この場合、クレームはできるのか?

もう一括でボートを購入してしまっています。
特に、前のオーナーさんにクレームはしていません。
ナローボートを購入する時に、プロのエンジニアにエンジンの状態などは問題ないか確認してもらいました。

しかし、ウォータータンクの場合は実際に水を足してみないと大丈夫か、そうでないのかを確認できません。
わたし達はナローボートを購入したことは今回が初めてだったので、そこまではチェックしていませんでした。

 

ウォータータンクはオーダーメイドで一ヶ月待ち

ウォータータンクは既製品もあります。
ただ、既製品はあまり水が入らないみたいです。
ボートの形に合わせたオーダーメイドのタンクならば、水が既製品の2倍くらい入るそうです。(金額も2倍高いです)

もちろん、ウォータータンクは大きい方が水は多く確保できます。
水を使う量は個人差もあるので、どれくらいあれば良いのか? ということも難しいみたいです。

シャワーを浴びる時間が長い人もいれば、短い人もいますよね?
やはり、タンクが大きい方が、シャワーや料理、洗い物に使う水の心配が減ります。
既製品ならば一週間あれば届くのですが、一ヶ月待つオーダーメイドを選びました。

 

春のロンドンのボートクルージングの魅力

ハプニングもありボート暮らしは大変そう、と思われるかもしれません。
しかし、ナローボート暮らしに後悔はありません。

ボート暮らしでないと味わえない世界があるからです。

わたし達は昨年の冬にナローボートを購入しました。
ナローボートに引越しをしたのは最近ですが、氷で凍った運河の中、ボートを移動したこともありました。

先週の土曜日(2017年4月8日)は、ロンドンはポカポカで暖かく21度もありました。
翌日は夏のロンドン気分、25度もありました。

ロンドンはこれからもっと日が長くなり、気持ちの良い気候になります。
冬の運河を見たからこそ、これからのナローボートでのクルージングが楽しみです。

春のクルージングの魅力は、可愛い水鳥の赤ちゃんに出会えたことです。
もちろん、運河を歩いても見ることはできるのですが、ボートに乗っているからこその距離感や見える角度にも違いがあります。

 

夫と運河で新婚生活 

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と新婚生活を楽しんでいます。
それは一風変わったものだと思います。

 

この記事を執筆している2日前、無事にイギリスの日本大使館へ婚姻届と外国人の夫姓に名前を変える変更届を提出しました。

世界でも珍しいボート暮らしをしているだけでも珍しいですが、イタリア姓に変わり……。
どんどん日本からかけ離れています。
もはや日本人の苗字ではなくなりました。

ちなみに、イギリスの日本大使館へ提出する婚姻届は、本来入籍してから3ヶ月以内です。
日本から必要な書類の取り寄せに時間がかかってしまったので、婚姻届出遅延理由書という紙を一枚記入したら問題なく申請ができました。

本当にタイトル通り、ナローボートで新婚生活をしています。

ナローボート暮らしは楽しい?

そんなわたし達ですが、ナローボート暮らしで新婚生活をして良かったと思っています。

20代より30代の方が時間はあっという間に過ぎると言いますが、それでも結婚したらこの先、何十年も夫と過ごすことになります。

これから先、EU離脱もあるのでいつまでイギリスにいるのかはわからないですが、夫婦の1ページにナローボート暮らしがあることは面白い経験になっています。

ナローボート暮らしは健康的?

ナローボート暮らしをしてから健康的な暮らしをしています。
運河沿いをランニングしている人達に1日に何度もすれ違います。
モチベーションの高い人と近い距離にいることも影響しているのか、自分自身も健康を意識する生活になりました。
自転車で移動することもナローボートに暮らしてからはじめたことです。
シャワーを浴びたいという目的もあるのでジムにも通っています。
最近は夫とジムデートも楽しんでいます。
夫と自転車で運河沿いを走りながらジムに行くだけでも、天気の良い日は気持ちが良いです。
それだけでも運動とデートをした気分になります。
ジムではわたしは泳いでいるのですが、平泳ぎの練習をしています。
また、ナローボート暮らしで精神的にも心地よく感じることが多いです。
運河の白鳥や水鳥の優雅に泳ぐ姿にいつも癒されています。

イギリスでは運河(カナル)沿いのランニングが大人気!

運河とは人工的に造った川のことです。
英語で運河をカナル(canal)というので、運河沿いをカナル沿いと表現することもあります。

日本では皇居がランニングの聖地ですが、イギリスでは運河沿いが大人気です。

イギリスの運河沿いのランニングの良さは、運河の気持ちの良い景色を見ながら安全に走ることができることです。

また、運河の場所によっては皇居1周が5Kmというような感じで、ここを一周したら何キロという場所もあります。
道路でのランニングは、たくさんの車が走っていてランニング向きではありません。

信号待ちも長い場所はいつ変わるのだろう? というくらい待つ場所もあるので、あまりおすすめしません。

運河ランニングは、素人でも気軽にはじめやすい!

すごく危ない運転をしている人も見かけるので、安全な場所で走るには車が通らない広い公園や運河沿いがおすすめです。

運河沿いでランニングをする場合は、少し道が狭い場所もあるので自転車や歩行者、飼い主とお散歩をしている犬にぶつからないようにする必要はあります。

特に橋の下は、暗くて曲がり道も多いので注意が必要です。

それでも、信号がないのでかなり走りやすい環境になります。

また、運河沿いにあるバプもたまに見かけるので、走った後にビールの1杯!ということもできます。

このように、運河ランニングは恵まれた環境が揃っているので、素人でも気軽にはじめやすいことも魅力の1つになっています。

この人たちは今日からランニングをはじめたのだろうか?
と思うような初心者さんも見かけます。

もちろん、何年も走っているようなランナーさんまで本当に様々な方が健康づくりやダイエットに励んでいます。

もし、イギリスへ観光や仕事で来られてランニングがしたい時は運河を探してみてくださいね。

ナローボートや白鳥、水鳥の姿も楽しむことができます。

ナローボート暮らしの夫婦の休日

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と新婚生活を楽しんでいます。

『明日は仕事が休みだからボートを動かそう』

ある日の休日は、ナローボート生活を2人で楽しみました。
お天気にも恵まれてボートでクルージングして、新しい街を歩きボートから1番近いスーパーマーケットを探しに散歩に出かけました。

ナローボート生活で夫もわたしも『引っ越してきた日の1日目』の様な感覚を楽しんでいます。
引っ越しは箱を詰めや荷物を出す作業が大変です。
しかし、ナローボートは家が動きます。
日当たりが気に入らなければ家(ナローボート)を動かし、街が気に入らなければ、またそれを動かすのです。
このまさに自由気ままな暮らしはわたしにあっているみたいです。

 

ナローボートは寒い?

当たり前ですが、ナローボートはボートなので水に浸かっています。
やはり、陸よりも寒いです。
これは実際にボートで暮らしてから違いを体感しました。
まず、暖炉を使うようになったので薪を切るような生活になりました。
この原稿を執筆しているのは4月下旬ですが、それでもまだ暖炉に火がないと寒い日が多いです。

 

新婚夫婦がイギリスの運河でどんな暮らしをしているのか?

ナローボートで暮らしてから、ストレスが減ったと思います。
夫も同じだそうです。
シェアハウスで暮らしていた時よりも、他の人がいないので自由になったと思います。
確かに、ボート暮らしなので不自由に思えることもあるかもしれませんが、ボート暮らしだから味わえる良さもあります。
では、実際にボートでどんな暮らしをしているのか、ある日の1日を振り返ってみました。

ナローボート暮らし〜ある日(4月中旬)の1

12:00 コインランドリーへ
洗濯が終わるのを待っている間に、夫はオーダーしていたナローボートの天井を取りに行く。
わたしはコインランドリーで日本にいる母に手紙(イギリスでは便箋よりカードに書く機会が多い)を書きながら洗濯の見張り。

13:30 コインランドリーで乾燥まで終了。
畳んでリュックに詰める。

郵便局が14時まで昼休みだったので、フィッシュ&チップスのお店でランチを食べながら時間調整

14:00 郵便局へ
日本へ郵便物を送る

14:10 ボートへ帰宅。
わたしは洗濯物を運び、夫はナローボートの天井を運ぶ。

※実際の写真。夫がナローボートの天井を運んでいます。

運河沿いを歩いていると、ナローボートに乗っている人と挨拶をしたり手を振ったりする。

15:00 ボートで新しい街へ向かってクルージング。
(3日間住んだ街がイマイチ好きでなかったので移動!)

16:00 新しい街を散歩。
ここの方が住みやすそうだね〜とカフェやスーパーマーケットを発見して新居へ引っ越し気分を味わう。

17:30 ナローボートのトイレを空にできる場所へ夫が行ってくれている間、わたしはティータイムの準備

18:00 遅めのティータイム
夫の帰宅後に、新しい街でイタリアにもあるというスーパーマーケットで見つけたクッキーを初体験!
買ってきたカットマンゴーやチョコレートも食べる。

夕食後は、ナローボートの暖炉に火を焚いてパチパチという音を聞きながら、それぞれ読書をしたりFacebookをしたりと自由に過ごす。

 

ナローボートでDIYライフを味わう

 

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と新婚生活を楽しんでいます。
それは一風変わったものだと思います。
ナローボート生活、今までのライフスタイルで一番好きかもしれません。
ナローボートの内側は、最初は緑色でしたが夫と2人で白いペンキを塗りました。
まだ、カーテンがなく英字新聞を貼っています。
ナローボートにペンキを塗ったり、ボートの天井を新しいものに交換したり……。
なんと‼︎
ベッドも木を購入して夫が手作りで完成させました。
今後も洋服を収納する場所がないので、クローゼットを作る予定です。

 

※実際の写真。ナローボートの天井を夫婦で設置途中の様子。

IYとは?

DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥイットユアセルフ)の略語で、「自身でやる」の意。「 D.I.Y.」とも。
引用文献:https://ja.wikipedia.org/wiki/DIY

「日曜大工」と呼んでいた簡単な木工作業もDIYというとオシャレですね。
わたしはDIYに関して全くの初心者なので、夫の作業の補助をしています。
今まで、DIYと縁のない生活をしていたので、こんなにも頭も体もフルに使って自分の住む場所(住居)に関わったことは初めてでした。
また、まだ形のないものをイメージして長さを測って作るので頭も使いますよね。
DIYは、頭で立体的に捉えて、作る作業は体を動かします。
購入した木のパーツを運ぶところから体を動かす作業になります。

まさに、DIYは住居(ナローボート)と一緒に呼吸しながら生きている作業です。

 

IYはロンドンが発祥の地

ナローボートはDIYの塊みたいなボートです。
その理由は後にも述べていますが、ボートの形が特殊なので既製品の家具やカーテンが合わないことも多いです。
上手い、下手に関わらず自分達で作る! という意識でアイディアを出して工夫をしながら作業をしているボートがたくさんあります。
ナローボートだけでなく、ロンドンは日本よりもDIYが身近かもしれません。
それもそのはず。
なんとDIYは、歴史を辿るとロンドンが発祥の地だったのです。
第二次世界大戦でドイツ軍の激しい空襲を受けたロンドンで、戦後に、破壊された街を自分達の手で復興させる国民運動が1945年にイギリスで始まり、スローガンとして「D.I.Y.」=「Do it yourself」がうまれたそうです。

 

IYは、ナローボート暮らしに必要な技術

DIYが嫌いな場合、ナローボートの生活は少し不自由に感じるかもしれません。
理由は、ナローボートは縦に細長いので既製品の家具では上手く当てはまらないことがあるからです。
実際に、最初に設置してあったナローボートのベッドは足元だけ少し幅の狭い三角形のベッドでした。

三角形のベッド⁉︎

初めて三角形のベッドを見たときは、ベッドは四角いという自分の固定概念が覆されて新鮮な気持ちでした。
ナローボートは幅が狭く、縦に長いボートです。
前のボートのオーナーさんは女性でベッドの横に白くて可愛いドレッサーを置いていました。
幅の狭いナローボートの形を考慮して、ヘアドレッサーを置くスペース確保と、少しでもベッドサイドの通り道を広くする為に足元は幅を狭くして三角形のベッドにしたのだと思います(手作りだと思います)
そのベッドは1人用サイズだったので、夫が長方形の夫婦2人で眠れるサイズにリメイクしました。
ヘアドレッサーも移動することにしました。

 

ナローボート暮らしでDIYをやらない場合

もちろん、DIYをやらない選択肢としてオーダーメイドで家具屋さんにもお願いできるとは思います。
その方が、クオリティーの高いものにはなると思います。
ただ、自分達でやる方が時間もお金も節約できるとは思います。
例えばオーダーメイドのベッドができるまで2週間の時間が必要だとします。
夫はもともとあった前のオーナーのベッドを改造して、その日に2人で眠れるサイズのベッドを完成させていました。

友人や同居人、誰でも良いので周りに少しでも簡単な作業ならばできる人がいるとボート生活が心地よくなると思います。

 

ナローボートのDIY・メリットとデメリット

ナローボート暮らしでDIYをやる場合
メリット……
■時間短縮
■節約になる
■自分達が作った家具に愛着が湧く
■作業を楽しめる
デメリット……
■自分達でやることなので、やらなかったら終わらない
■自分達でやるよりも、プロにお願いした方がクオリティーは高い

 

ナローボート暮らしでDIYをやらない場合
メリット……
■プロにお願いした方が、クオリティーが高い
■オーダーメイドの場合、作業をしなくても良い
デメリット……
■ナローボートに合うサイズの家具がなかなか見つからないので、既製品で探すならば見つけることが難しい
■オーダーメイドでお店が忙しい場合、何週間も待たないといけないことがある

 

ナローボートはカーテンが大変

前回、DIYについてお話しました。
今回は、ナローボートの作業で1番知恵を絞り、どうするかを考えた作業についてお伝えします。

ナローボートを購入した時に、前のオーナーさんがカーテンを付けてくれていました。

しかし、全部の窓にはカーテンが付いておらず生地も1つの柄に統一されていませんでした。

夫曰く、カーテンのサイズが窓よりも小さいから気になるとのことで、カーテンを新しくする提案が出ました。

まあ、確かにカーテンが窓より小さいということは、カーテンがカーテンの機能をイマイチ果たしていないことにはなります。

夫とナローボートの件で、話し合うことが1番大変だったことがカーテンについてでした。

ナローボートのカーテンは、ナローボートへ引っ越しをする前に(または、引っ越しをしてすぐに)済ませておきたいことの1つでした。

しかし、カーテン生地を今年の1月に夫と一緒に探しに行きましたが、気に入った生地が見つかりませんでした。

 

ロンドンでカーテンの生地を探す

家から1番近い生地屋さんは、イスラム教徒の女性の服の生地がメインで売られていました。

鮮やかな色の生地はあったのですが、ツルッとしたテロテロっとした素材の生地で〝カーテン〟という感じではありませんでした。

この時に、ロンドンでは生地屋さんのひとつに行くだけでも、情報をしっかり集めないといけないことを学びました。

日本の大型手芸用品店のように
〝行けば欲しいものが見つかる!〟
というような環境ではありません。

それからわたしは、イギリスでファッションの仕事に関わっている日本人男性にオススメの生地屋さんを教えていただきました。

まだ教えていただいた生地屋さんには行けていないですが、近日中にカーテンを選びに足を運びたいと思っています。

 

ナローボートのカーテンはなかなか手間の掛かる作業

このように、ナローボートのカーテンはなかなか手間の掛かる作業だということを経験します。
その間にも、夫婦で【カーテン会議】を何度かしました。

ナローボートのカーテンについて夫と話し合っているうちに気が遠くなり、会話中に
『ちょっと横になっていい?』
と眠ってしまった休日の昼もありました 笑

なぜならナローボートのカーテンは、特殊なサイズで、10枚も必要だからです。

窓の縦幅は50センチで統一されていますが、横幅は155センチ、125センチ、95センチ、80センチ、60センチと幅が違います。

 

ナローボートのカーテンの裁縫はわたしの仕事?

カーテンに関しては、夫は裁縫ができないので買い換えるならばわたしが関わる仕事になります。

わたしがナローボートのカーテンの裁縫をすると、大変な作業だと想像ができます。

ズボンの裾上げ程度ならば針と糸があればできますが、さすがに10枚のカーテンを手縫いではできないと思いました。

『もともとあるカーテンでいいじゃん!』
と【カーテン会議】の時に夫に伝えた日もありました。

 

10枚のカーテンにはミシンが必要⁉

さすがに10枚のカーテンの手縫いは大変なので、ミシンが必要です。

そうなると、ミシンはどうするのか? ということを考える必要があります。

ナローボートの前のオーナーさんは、ミシンで手作りのカーテンを作っていたと想像ができます。

ナローボートを購入した時には取り下げられていましたが、最初にボートの下見に行った時に、古いミシンが置かれていたからです。

また、カーテンのクオリティーからしても(カーテンのサイズが窓よりも小さい)、プロの作業ではないことは一目瞭然です。

前のオーナーさんは女性です。

可愛いカントリー風の内装をされていたので、DIYを楽しみながら真夏のイギリスの運河にナローボートを走らせて、スローライフを楽しまれていたのだと思います。

お金には余裕があり、長期休暇に旅を楽しむためにナローボートを購入されて、家は他にあったと想定しています。

ナローボートのカーテンは、市販のカーテンとサイズが合わないので、以下のような選択肢をする必要があります。

 

ナローボートのカーテン(DIY)

 

①ブラインドを付ける
カーテンではなく、ブラインドを利用している人もいます。
②手作りのカーテン
普通のカーテンとサイズが違うので、手作りでカーテンを作る人も多いです。
カーテンレールがないので、自分でワイヤーを貼るなどして工夫をする必要があります。
③スカーフなど、何かの布を工夫して窓に覆う
わたし達は、応急処置として英字新聞を貼り付けています。

 

 

新発見! スコットランドで引き寄せた◯◯な方法

ナローボートに関しては天井の張り替えなど、カーテン以外にもやることはたくさんありました。

夫婦で仕事をしながら、休みの日にナローボートを触る生活をしていたので、作業はあまり進みませんでした。

4月に日本へ一時帰国して、両親に夫を紹介してウエディングフォトを撮影する予定にしていました。

しかし、ビザ申請をしていた為、ホームオフィスからパスポートを返してもらえず、日本帰国は延期になりました。

日本への帰国ができないことはとても残念でしたが、新婚旅行も兼ねて国内旅行ができるスコットランドで4泊5日を楽しみました。

わたしは旅行中、スコッチ・ウイスキーや観光に夢中だったのですが……。

なんと‼︎

スコットランドで、ナローボートのカーテンを作る簡単な方法を引き寄せたのです!

 

ナローボートのカーテンを探して

 

前回は、ナローボートの作業で1番知恵を絞り、どうするかを考えた作業についてお伝えしました。

イギリス・ロンドンでのミシンレンタルや裁縫サービス

わたしはタイのチェンマイで英語留学をしていたことがありました。
タイでは、裁縫屋台と言うのでしょうか?

営業するミシン屋台があり、ミシン台の脇には修繕を待つ服が積み上げられています。

裁縫屋台は、タイで留学していた時に利用したことがあります。
格安でお願いしたように裁縫していただけるサービスです。

イギリスのロンドンではこのようなサービスは見つかりませんでした。

合鍵などを作ってくれる屋台はあるのですが……。
もし、奇跡的に見つかったとしてもタイのような格安ではやってくれないと思います。

ロンドンのデパートで購入した生地をオーダーメイドでカーテンを作るサービスを見つけましたが、1つの窓のカーテン(左右のカーテン)につき227ポンド(約3万3千円)が必要でした。
カーテン10枚をお願いしたらそれだけで33万円が飛んでしまいます。
(2017年5月のレート・1ポンド146円で計算)

カーテンなので、ミシンさえあれば一直線に縫うだけなのに、ロンドンでは33万円‼︎
ミシンを買った方が良いのでは……という話になります。

 

あ、裾上げテープを使う方法があった‼

スコットランド旅行へ行った時に、スーパーマーケットでたまたま裾上げテープを見つけました。
『このテープ、こっち(ヨーロッパ)にも売っているんだ!』
と知りました。
裾上げテープとはその名通り、裾上げで使用する粘着テープのことです。

テープの部分には布専用の特殊な糊が使われていて、アイロンの熱を利用して線維に密着することができます。

ロンドンに戻ってから、ロンドンのスーパーマーケットにも売っていることを確認できました。

旅行に行くと新しい発見と発想が引き寄せられて面白いですね。

 

イギリスの裾上げテープのクオリティー

日本だと、アイロンテープでくっつけた服は洗濯しても剥がれにくいと思った経験があります。
ロンドンのスーパーマーケットの裾上げテープの注意書きには、強くないので洗ったら外れてしまうような内容が書いてありました。

いやいやいや、
洗って外れたら困るでしょ

と思ったのですが、カーテンは何度も洗うことはないと思いました。

ロンドンで裾上げテープを使ったことがある友人に聞いてみると、洗っても今の所は取れていないとのこと。

裾上げテープも何種類か売っていたので、オススメの商品を教えてもらいました。

 

ナローボートの窓の種類

ナローボートは丸い窓のボートもあれば四角い窓なボートもあります。

窓の数もボートのデザインによってそれぞれ違います。

ちなみに、窓が少なくて丸い小さな形のナローボートの方が光は入りにくいですが、冬はボートの中が暖かいそうです。

わたし達が購入したナローボートには大きな四角い窓がたくさんあります。

光がたくさん入り、運河の景色を一面から見渡すことができますが、5月になっても夜はボートの中が少し寒いです。

 

ナローボート生活で1番難しいことは?

今までのナローボート生活でも、ウォータータンクが壊れていて水が使えない状態でスムーズにいかないこともありました。

しかし、話し合わなくても

ウォータータンクが壊れている→直す必要がある

という流れに夫婦の意見は一致しました。

その為、カーテンはナローボートの作業でここまで難航したケースは初めてでした。

ナローボートのカーテンは、使おうと思えば(〝妥協〟をすれば)前のカーテンも利用できるという状態だったので難しかったです。

 

ナローボートに〝どこまでこだわるか〟

ナローボートで1番難しいことは、〝どこまでこだわるか〟だと思います。
インターネットで検索をして、この部分を直すならばどれくらい時間がかかってコストはいくらくらいなのか? と考えられることはたくさんあります。

これは、ナローボートだけでなく家でも同じだと思います。

賃貸の家ならば、こだわりたくてもこだわれないこともあると思います。

購入した家やナローボートは、自由に触れるのでこだわりたいならトコトンこだわることができます。

ナローボートでも洗濯はできる⁉

イギリスではリタイア後にナローボートを購入して、運河で悠々自適な生活を楽しむ夫婦もいます。

実は、ナローボートでも洗濯はできます。
ナローボートでもできる(と思われる)小さな洗濯機が存在しているのです。
洗濯機は購入しており、既にボートに積んでいます。
その為、洗濯はナローボートでする予定でした。
今は、ウォータータンクが壊れているのでコインランドリーで洗濯をしています。

 

ナローボート生活とコインランドリー

ナローボート生活をしている人はコインランドリーで洗濯している人も多いです。

イギリスのコインランドリーは行ってみてびっくりしたのですが、思っていた以上にお金が掛かります。

まず、洗濯機を使用するだけで5ポンド(2017年4月のレートで約680円)します。

それに加えて乾燥機を使用すると約270円はするので、1回の洗濯に千円くらい必要です。

最初はコインランドリーに通うことは大変そう!と思ったのですが、コインランドリーで見る人間模様が面白いので嫌いではありません。

 

スローライフを味わう

コインランドリーの店員さんが、洗濯機の蓋が上手く閉まらない時に、映らないテレビを叩くかのようにバシバシ叩く姿。

あと、コインランドリーの店員さんのことが好きな男性でしょうか?
よく彼女に付きまとっている人がいます。笑

わたしが持っているジュースを小さな外国人の子どもが、自分のジュースだと思ったのか引っ張る姿。
お母さんが子どもに『Not yours』と何度も言っていました。

入れ替わり立ち替わりと、誰かが来る姿を俯瞰して眺めている時間は自分に必要な時間の様にも感じます。

と、言っても洗濯が終わるまでの1時間半、待ちながら原稿を書く時もあります。
その為、何かと手を動かしています。

ナローボート生活はスローライフだと言いますが、このような何でもない一面もスローライフの一部なのでしょう。

普通の生活では洗濯機が壊れない限り、なかなかコインランドリーに行く機会もないですから。

やはり、ナローボート生活は味があるなぁと思います。

 

ナローボート暮らしで夢が広がる

ナローボートに暮らすようになってから、新しい夢(夫婦の将来の目標)なども話すようになりました。

ロンドンは家賃が高いので、金銭的な負担が減ったことは大きいです。

ナローボート暮らしをしてから、ますます気持ちが【自由】になったと思います。

好きな仕事だけを選んでできるようになりました。

わたしは20代の頃は結婚に憧れがなく、どちらかというと結婚に対して冷めているタイプでした。

結婚したら独身のように自由ではいので〝夢を追いかけにくい〟と思っていました。

しかし、結婚してからの方が、夫婦で自由を手に入れて2人の夢が膨らんでいくことを知りました。

 

 

カーテンができました!

  • 実際の写真。

 

前回の続きです。

今のナローボートの電力ではアイロンが使えないので、友人のお家でアイロン作業をさせてもらいました。
無事にナローボートのカーテンができました。

 

水道と冷蔵庫、炊飯器、洗濯機がない生活 

水道タンクが壊れているので、オーダーメイドしたタンク待ちです。

シャワーを浴びる為に、夫とレジャーセンターに一緒に通うことが日課になっています。

わたしが通っているロンドンのレジャーセンターは、こんなに安いの⁉︎
と驚くような金額で利用できます。

23ポンド(約3200円)で、水泳は泳ぎ放題で週に1回45分間コーチが泳ぎ方を教えてくれます。(2017年5月末のレート・1ポンド142円で計算)

夫はジムを申し込み、ジムで日々筋肉を鍛えています。

わたしはジムで汗を垂らしている自分は想像ができず、きっと続かないと思いジムは申し込まずに水泳を選びました。

 

ナローボート生活の影響で、泳ぐことが日課に

水泳は、もともと数年前から平泳ぎを学びたいという野望がありました。
(もっと言えば、学生時代から平泳ぎができるようになりたい! とは思っていました)

しかし、プールの水は体が慣れるまで冷たく、クロールは息継ぎが苦しく感じました。
その為、自主練習はあまりせずにシャワー目当てに日々レジャーセンターに通っていました。

週に1回の水泳のグループレッスンには、真面目に通いました。

そんなわたしに、最近大きな変化がありました。

泳ぎたいからプールに行こう! と思うようになったのです。

なんとわたしは、水泳のレッスンに通っているうちに平泳ぎができるようになりました。

30代からの水泳です。

水泳の先生の授業が良かったことはもちろんですが、自主練習を真面目にするようになりました。

ひどい時はシャワーだけして帰宅やプールで50mしか泳がなかった日もありましたが、夫にも背中を押されてレッスン以外の日も泳ぐようになりました。

平泳ぎは、クロールに比べて首を左右に動かさないので、息継ぎもしやすいので楽しいです。

ずっとできるようになりたかった平泳ぎが泳げるようになったことは、とても嬉しいです。

シャワー目当てのジム通いでしたが、今は水泳をエンジョイしています。

 

冷蔵庫が冷蔵されていなくて1番困ったこと

意外と冷蔵庫がなくて困ったことはありません。
飲み物は冷蔵庫に入れなくても保管できます。
氷がないので冷たくはできませんが、今のところ氷が欲しいと思ったことはないです。

 

バターを2日間で使い切る!

1番困ったことはバターです。

すごくバターが食べたい時があったのですが、バターは常温だと溶けてしまいます。

鮭を焼いた時に、バターを上に乗せて食べたいなぁ。
トーストしたパンにバターを塗って食べたい! と思った時がありました。

しかし、バターを使い切ることは大変です。

そこで、余ったバターを使い切る為に夫とバターをたっぷり入れたココアバナナケーキを焼きました。

それでも余ったバターは、次の日の夜に醤油バター味で具材を入れてご飯を炒めました。

こうして、無理矢理2日間でバターを使い切りました。

バターはその時、充分摂取したのでしばらくは無くても良いです。

と、いうことで冷蔵庫は意外と無くても大丈夫です。

ボートで水が使えない状態で、食器などの洗い物はどうしているのか? については次回お伝えします!

 

ウォータータンク、もうすぐ

ナローボートのウォータータンクがもうすぐ届くという連絡がありました。

意外にも
『あ、もうウォータータンクが来るんだ~』
という気持ちです。

不自由ではあったけれど、その不自由がきっかけで得られたものがあったからだと思います。

シャワーができない! という環境だったからこそ、水泳の練習をするようになり平泳ぎができるようになったと思います。

 

新しい家族ができました!

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫とDIY生活を楽しんでいます。

 

夫婦2人で暮らす予定が、予定外に家族が増えてしまいました。

本当に予定外で、突然の出来事で夫婦びっくりしています。

オオバン(coot)という水鳥が5月末に、ボードに巣を作りはじめてしまいました。
くちばしが白くて可愛い鳥です。
幸せを呼ぶ黒い鳥だそうです。

幸せを呼ぶ黒い鳥の意味は、オオバンが苦労して採ってきた水草をカモが奪って食べても怒らないからだそうです。
つまり、カモにとって『幸せを呼ぶ黒い鳥』だそうです。

参考資料:http://vanguardbirding.blogspot.co.uk/2015/02/32.html

 

ナローボートを動かせなくなった!

実は、オオバンの巣があるのでナローボートを動かせなくなりました。

それはつまり……
700ポンド(10万円以上)するウォータータンクがせっかく手元に届いたのに、それが一時的に使えなくなりました。

鳥の巣がある状態でナローボートを動かせないので、ウォータータンクの容器に水を入れる水道がある場所までボートを動かせないのです。

ウォータータンクを購入したものの、ボードを動かせないから水を入れられない状態です。
わたし達は、生活が不自由なままの状態が続くことになりました。

しかし、もともとウォータータンクがない状態だったので『現状維持』の状態です。

 

水上生活者にもオオバンは『幸せを呼ぶ黒い鳥』かも⁉

カモだけではないかもしれません。
ナローボートで暮らすわたし達夫婦にも、オオバンは幸せを運んでくれているかもしれません。

それはウォータータンクが使えなくて幸せなのか⁉︎
と思うかもしれませんが、実は水上生活者の中にはボートに水鳥の巣ができることを願う人もいるかもしれないくらいです。

水鳥の巣があることにより、ボートの2週間以上の停泊が許されます。

つまり、固定の停泊場所を持たない水上生活者の場合は停泊ができるチャンス! ということです。

この辺りは個人の価値観なので、ハッピーに感じるかは水上生活者それぞれの考え方によります。

 

オオバンという水鳥と生活ができることは貴重な経験

(Photographer:Pierre Fromentin ※実際の写真)

わたしは、オオバンという水鳥と生活ができることは貴重な経験なのでこの期間を楽しみたいと思っています。

なかなか普段ではこんなに身近に感じることができない水鳥と同居できることは、ナローボート暮らしの良さだと思います。

オオバンはとても一生懸命に、自分のエネルギーを生きることに精一杯使っています。
オオバンの雄は、すごく働き者です。
四六時中、雌が卵を温めている巣と水面を往復してせっせと巣作りをしています。
ボートから運河を覗く度に、雄が何度も、何度も往復して動き回っている姿には心が打たれます。

オオバンの雌は愛されていますね。
夫婦仲良しな微笑ましい水鳥の姿に癒されています。

 

フランス人の写真家がナローボートの水鳥の巣の撮影

(Photographer:Pierre Fromentin ※実際の写真)

ロンドンは、過ごしやすい気持ちの良い気候になりました。
今年は5月中旬までは例年より寒かったように感じました。
出掛けるには、冬物のコートが必要でした。
結局、4月に母が日本から送ってくれた春物のコートを着るタイミングが見つけられないまま初夏が始まりました。
これからは、ナローボートで過ごしやすい時期です。
そんなある日のこと。
夫とわたしの冬物のコートをクリーニング屋さんから受け取ってボートに帰宅しながら運河を歩いていました。
本格的なカメラで写真を撮っている男性を見かけたので、ボートの水鳥の巣の撮影をお願いしました。

キャノンの一眼レフを持ったフランス人の写真家さんでした。
今回、使わせていただいた2枚の写真はその写真家さんに撮影していただきました。

Photographer:Pierre Fromentinと記載している写真は撮っていただいた写真です。

 

おまけ収録

ツインソウルとは?世界を飛び回り過去世を自分で探っている話

 

わたしはずっとイタリアに帰りたかったような気がします。 主人の母に会った時に、久しぶりだね、やっと会えたね! と思いました。

わたし事ですが、先月オーストラリアで出会いイギリスで再会したツインソウルを感じていたイタリア人男性と結婚しました。

 

ツインソウルとは

みなさん、ツインソウルという言葉を知っていますか?
ツインソウルとはソウルメイトの中でも同じ魂の片割れのことを指します。

ツインソウルやソウルメイトについては話すと長くなるのですが、魂と言うものは元々男女の魂が組み合わさってひとつでした。

それがこの世に生まれてくる際に「男」「女」と別々の個体に入って生まれて来るのですが(この世で男女の愛を学ぶためと言われています)、ツインソウルはこの魂の片割れを指します。

 

主人がツインソウルなのか……わからない日々

主人にはツインソウルのような何か強いものを感じているのですが、正直ツインソウルなのかはわからないです。

実はツインソウルと同じ時代に生きていて、出会って結婚をする! なんて宝クジが当たるくらいの奇跡に近い確率です。

だから、主人がツインソウルなのか……。

まだ、絶対にそう! とは言い切れないです。
わたしは占い師さんやヒーラーさんのような仕事はしていないのですが、時々占いを頼まれて視たりもしたりします。

また、わたしは人のオーラを視ることもできます。
もちろん、自分の身体から放つオーラの色も視えます。
将来、占いやオーラを視ることが本格的に仕事になるかもしれない、と思う時があります。

だからこそ、今回のツインソウルや過去世の件は、人生の楽しみの一つとしてもう少し自分自身で探りたい気持ちがあります。

先月イタリアへ数日滞在した時に、過去世に縁があったことだけはわかりました。

 

ネイルの影響で本来の爪の形がわからない

ツインソウルかを確認する方法として、相手の爪を見る方法があります。
ツインソウルとは爪が似ていると言いますが、わたしはネイルの勉強をしていた時期がありました。
その時期に頻繁に爪の表面の甘皮処理をしていました。
その為、ネイルベッドが以前より長く変化してしまい爪の形が変わりました。
だから、本来の爪の形がわからず主人の爪と似ているのかがイマイチわからないです。

 

主人の母は過去世で会ったことがある⁉

もともと、2013年にオーストラリアで主人に出会った時から、ずっと〝主人のお母さん〟に何かを感じていました。

〝会うべき人〟

というような感じがしたからです。

2016年、主人と結婚した翌月に主人の母とはじめて会いました。

 

はじめて訪れたイタリアの生活が懐かしい

イタリアの主人の実家で6日間、主人の家族と過ごしたのですが、懐かしい! という気持ちがありました。
はじめてイタリアに行ったにも関わらず、イタリアも主人の家族も初対面に感じませんでした。
むしろ、日本に実家があり日本人の自分に違和感があるくらいです。

また、エスプレッソにグラッパ(ブランデー)を入れて飲んだのですが、懐かしいと思いました。
〝グラッパを入れて飲むと美味しいね〟
と主人と主人の母に伝えると珍しいね、と言われました。
地元の人はエスプレッソにグラッパを入れることになれているけれど、はじめて飲んだ人は苦手な味であることが多いそうです。

わたしはずっとイタリアに帰りたかったような気がします。

主人の母に会った時に、久しぶりだね、やっと会えたね! と思いました。

記憶としては覚えていないけれど、過去世できっと縁があった何かに触れていることだけは確信できました。

 

主人と自分の過去世の関係性を探る!

また、主人と主人の母とわたしのオーラの色が同じだったので驚きました。

色の放ち方も似ていました。

主人はツインソウルではなく過去世で兄妹だったのでは?

または、親子関係だったのかもしれません。

イタリアに行ってからは、主人はツインソウルではなく過去世で兄妹や親子だったのでは? という気持ちも生まれました。

わたしと主人はツインソウルかもしれない! という不思議な出来事もいくつかあります。

※2016年12月5日スピリチュアルサイト「TRINITY」連載

過去世と前世の違いって? 前世占いで前世を知るということ

昨年、ツインソウルとは? 世界を飛び回り過去世を自分で探っている話という記事を書きました。
世界を飛び回り、過去世を自分で探っている話についてお伝えしました。

今回は、この記事にも関連する過去世の話です。

 

過去世と前世とは。その違いは?

〝前世〟は現在の一つ前に生きていた世です。
〝過去世〟とは現在の前までに輪廻転生で、繰り返し生まれ変わってきたいくつもの世です。
占いの名前として前世占いと言うことがありますが、わたしが体験した前世占いの鑑定士さんは過去世もどんな関係だったのかをいくつか教えてくれました。

 

夫との過去世を聞く機会

わたしは最近、夫との過去世を聞く機会がありました。
なかなか、前世占いをしてくれる霊感の強い占い師さんに出会うことがなかったのでとても興味深い鑑定でした。

やはり、わたしは過去世でも夫に出会っていました!

結果を聞いてまず思ったことが、そんなに何度も過去でも出会っていたのか…ということです。

過去世に縁があることは自分でもわかっていましたが、
占い師さん曰く
〝出会った時は毎回、かなり親しい間柄〟
だそうです。

 

今のように夫婦の時もあれば兄弟の時もあった⁉

『あなたとご主人についてみたところ、今まで何回か一緒になったことがあるようです。
それは今のようにご夫婦の時もありますが、兄弟などの時もあるようです』
ということでした。
兄弟だったような感覚が実際にあります。

現在、夫とボートを購入してロンドンの運河で暮らしていますが、やはり兄弟感覚です。

イエーイ!
冒険ダゼ〜!
という男の子同士でワクワクするような感覚です。

 

前世占いは当たるのか?

前世を鑑定士さんから聞いても、前世を覚えていないので当たっているのかはわかりません。
でも、〝その度に夫は毎回、わたしの面倒を見る立場に生まれている〟
という話を聞いてすごく当たっているように感じました。
鑑定士さんには、特に今世の関係性も伝えていない状態で、よくここまで言い切ることができるなぁ! と霊感の強さに驚きました。

前世占いを
どこまで信じるか、
どのように捉えるか、

この辺りはもちろん自由です。

前世もこの人と出会っていたんだなぁ~と言う感覚を楽しみたい人や今世では結ばれない恋かも知れないから真剣に知りたい人もいます。

 

前世占いを経験した友人の話

前世占いを経験した友人は、前世では今世の旦那さんとは結ばれなかったそうです。
友人が、今世の旦那さんを振ってしまい別れたことを後悔していて今世では結ばれたと占い師さんに言われたそうです。

そんなことなら、どんな占い師さんでも言えると思うかも知れませんね。

友人の場合、占い師さんに何も情報を伝えていないにも関わらず旦那さんと出会った国などもピタリと当てたられたそうです。

前世占いは、前世のことなので信憑性については何とも言えません。
しかし、今世での性格やパートナーとの関係性、出会った国など伝えてない情報が当たることにより納得ができることがあります。

※2017年6月19日スピリチュアルサイト「TRINITY」連載

 

アセンション~イギリスの運河という小さな宇宙で暮らしてみて。

アセンションについて

あなたはここ数年、巷でささやかれている《アセンション》について知っていますか?
Ascensionの日本語訳は【のぼること、上昇、キリストの昇天】です。

数年前からスピリチュアル界で騒がれているアセンションですが、とうとう高次元に進んでいる感覚がわかりました。

 

水上生活は愛を感じる〝小さな宇宙〟

わたしは、イギリスの運河で夫とボート暮らしをしています。

水上生活は魂の浄化や小さな生き物への愛を感じる〝小さな宇宙〟でした。

また、これから人類は【共存する】ことを求められます。

今、夫とわたしは水鳥夫婦と同居しています。
水鳥夫婦がわたし達のボートの外側で巣を作っているのでボートを動かすことはできません。

ウォータータンクに水を入れたくてもボートが動かせない状態なので、シャワーもできない環境です。

しかし、たまには人間が小さな動物の生命のために多少のことを譲ってあげることは、これからの人類に求められている【共存】だと思います。

【愛】を持って【思いやり】で接して自然界と【調和】していく必要があります。

 

それこそが、アセンションした高次元世界。

統合された意識世界です。

人間は今まで勝手なことばかりをして、動物に辛い想いをさせてきました。

時には小さな命の誕生を温かく見守ってあげる必要もあります。

最近、この環境になってからは学ぶことも多くなりました。

昔のわたしならば文句を言っていたことに関しても言わなくなりました。

ある日、何キロも歩くウォーキングの会に参加しました。
もちろん、汗をたくさんかいたし帰ってすぐにシャワーをしたかったです。
しかし、日曜日はジムのシャワーが早く閉まっていてシャワーできませんでした。

ボートに帰って、タオルを濡らして体を拭いて次の日の朝にジムでシャワーをしました。

この時に、昔なら機嫌が悪くなっていましたが、最近は今ある環境を受け入れて

【ないものは、ない】

と思うようになりました。

昔は、嫉妬やイライラしていた

昔は、自分にはないけれど相手が持っている環境(今回ならば、シャワーを浴びれる環境)の人に、嫉妬したり周りにイライラをぶつけたりしていました。

今は、他の人には当たり前の環境でも自分には【ない】ものを嫉妬しても解決しないことをよく理解できています。

あるものはある
ないものはない

あるものにフォーカスして感謝できるようになりました。

それに、一夜シャワーを浴びることができなくても死ぬわけでもないのですから。

歩いた後にたくさんお酒を飲んだので、体内のアルコール消毒は完璧です。笑

その代わりに、わたし達には小さな命を見守る貴重な機会をいただいています。

今、自分の手元に〝あるもの〟に【感謝】しています。

 

温かく尊い小さな生き物と暮らすこと

イギリスの運河で温かく尊い小さな生き物と暮らすことは、大きな気づきや学び、浄化をいただいていると思います。

オオバンという水鳥は英語でcootと言います。
わたしは、〝くうちゃん〟と呼んでいます。

たくさんあるナローボートの中から、わたし達のボートを選んで巣を作ってくれたのだと思います。

そんなところも愛おしいですね。

今日は鈴の様な音で鳴く、くうちゃんの声を聞きました。

くうちゃんの赤ちゃんに出会えること、とても楽しみにしています。

※2017年6月27日スピリチュアルサイト「TRINITY」連載

あとがき

 

『英国!ロンドンでナローボート暮らし〜夫と運河で新婚生活〜V o l . 1』を最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

楽しんでいただけましたか?

ナローボートでの暮らしは、かなり特別な経験でした。

日本にいる日本人はもちろん、イギリスにいる日本人だけでなくイギリスにいるイギリス人も興味津々の暮らしです!

わたしのこの珍しい経験を一緒に楽しんでいただけたのならば、とても嬉しいです。

もし、少しでもこの本が面白いと思っていただけましたら続編のV o l . 2もおすすめです!

2巻ではよくいただく質問〝ナローボートでは手紙は届きますか?〟などについてもお答えしています!

 

また、どこかでお会いできることを楽しみにしています。

 

2018年10月 ロンドン

 

著者紹介

パバンめい(旧姓:仲谷)

1985年4月23日生まれ

 

兵庫県出身。

25歳まで国内線を含め飛行機にすら乗ったこともなく、パスポートも持っていなかった。

 

夢だった商業出版で、本人の企画が他人名義の本で発売されるというショッキングな出来事を経験する。

『その本の発売日に日本にいたくない!わたしは海外に行く!』と決めて、グアム、タイに行く。

 

その後、自分がいた世界は狭かったのだと気づいたと同時に、海外の楽しさを知り、またタイへ行きチェンマイ英語留学を経験する。

 

近所の中学生に「アホ高の制服だ!」とバカにされるレベルの高校に通っていた為、ハッピーバースデー、ハッピーニューイヤーすら書けないくらいの英語レベルだったが、日本語が使えない環境に身を置くことで英語を少しずつ習得する。

 

2013年にオーストラリアでワーキングホリデーを1年間経験する。

シドニーのレストランでお互い一目惚れをしてイタリア人の男性と付き合うが、彼がオーストラリアに滞在できるビザが切れてしまい破局。

 

2014年、日本に帰国しオーストラリアでの経験をもとに夢だった商業出版を果たす。

 

2015年、イタリア人の元彼がロンドンにいると知り、復縁結婚を夢見てスーツケース1つでロンドンへ行き、無事に再会して復縁。

 

2016年、ロンドンで国際結婚

2018年、イタリアンハーフの男の子を出産

 

 

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ナローボート情報について

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。

ブログにナローボート情報を更新しています。

 

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

https://london-mei.com/ナローボート情報/

 

 

英国!ロンドンでナローボート暮らし

〜夫と運河で新婚生活〜Vol. 1

 

2018年10月10日発行

著者:パバンめい

表紙イラスト:Saya.

表紙デザイン:阿部勝美(むすびデザイン)

製作協力:しろくまP

 

※本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は、著作権法上での例外がある私的使用を除き禁じられています。

 

 

 

 

 

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